くますきIT日記

IT系資格、競技プログラミングの情報を書いていきます。

資格試験に合格したので勉強法を残しておく:E資格

結論

  • 勉強時間は250時間。→過剰だったかも。
  • 受験費が高い(最低33,000円。+ 認定講座が高い)。

目次

1.自分について

1.1 本投稿の目的

E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER 2022 #1)に合格したので、

勉強方法の備忘録。

1.2 受験前の知識
  • PGは実務経験あり(Java, PHP)。Pythonはほぼ未経験。
  • 文系出身なので数学の知識は高校レベル。
1.3 受験理由

何年か前、「AIを使えば、ある文書と類似する文書を表示する」とかできるのでは?と考えて失敗し、大量の時間を無駄にした。

→ 知識が全くなく、ググって出た「~モデルを使って~してみた」を

 コピペして試す、の繰り返し。中身を一切できていないので改善もできず、失敗から何も得ることもできず。

 → この反省から「AIを理解すればもう少しまともな方法とれたのでは?」と考えて、受けようと決めた。

 

2.勉強

2.1 認定講座の選定

目的:受験資格を得ること。
この試験は、大学の単位に近い物があり、まず、受験資格を得る必要がある。

 

認定講座は色々あるが、結構高い。(12万円~50万円くらい)

www.jdla.org

 

まず、専門実践教育訓練、という制度を発見した。

これに該当する講座は、最大70%、国がお金を出してくれるらしい。

なので、50万円→自己負担15万円、というイメージ。

※一応、普通の会社員なら、2~3年に1回だけ使える制度。

 事前にハローワークで申請必要なので、その時、聞くのが良いはず。

www.mhlw.go.jp

 

ただ、今回は見送った。

専門実践教育訓練を利用するにはキャリアカウンセリングを受ける必要があり、

 ・ハローワークで受ける:

   無料だが、基本は平日の日中しか予約できない。

 ・企業や個人(キャリアカウンセラー?)などで受ける:

   有償だが(1万円くらい?)、土日夜間でも受けれる。

 

コロナによる保育園休園

 → 子供の家庭保育、で有給が無いのだ・・。試験費高いからお金も抑えたい。

 

ということで、以下を受けてみた。

初期費用2.2万円、月額3千円で受けれるサービス。

半年くらいなら、5万円くらいで受講できる。

※宣伝ではない。少なくとも、今の時点では・・←

 値段だけで決めて色々困ったので、後でデメリットを色々書く。

ai999.careers

 

2.2 認定講座の受講(約150-200時間)

 

上記の講座[ラビットチャレンジ]を半年受けた。

基本的には、以下を4セット実施(応用数学機械学習、深層学習1、深層学習2)。

  1. 講座(動画)を見る。
  2. 受講した証明のため、ブログに内容 + 自分の考えを書く。
  3. 一定数の講座完了後、確認テストを合格する。

→ 3が大変で、4択問題だが、95%正解しないと、次に進めない。

 問題が多いと、以下のような内容になる。

  問題数  :100問

  必要な点数:95点

 さらに、

  一定回数(10回目?)以上の受験:5回4千円の追加課金。

  誤答の開示:1回4千円の追加課金。

 

 これで、誤答の開示を2回実施した。つまり、約8千円追加で費用が発生した。

 費用を抑えるためにこの講座を選んだのだが・・。

 (まあ、それでもトータルでは、他の講座より格段に安いが・・) 

 

2.3 認定講座が提供する模擬試験の実施(約30.0時間)

これは、価値があった。

 ・模擬試験

 ・出てきそうな問題に重点を置いた動画

 ・JDLAが作成した公式例題

があり、実際の試験で、結構な割合で類似の問題が出てきた。

さらに、「JDLAが作成した公式例題」の知識で回答できる問題も数問あった。

(実際の試験内容は書けないルールなので書かない)

 

3.受験

3.1 受験
  • 講座の受講完了後、できるだけ早く受験センターを予約すること。
    試験日が金~土曜日だが、最悪金曜日しか申し込みできなくなる。
  • 受験後、結果は三週間待つ必要がある(オンライン受験なのになぜ?と思ったが・・)。

→2時間で全問回答。結構ギリギリで完了。

 ※とりあえず一周。時間がかかる問題は後から確認するべき。

  あと、メモ用のホワイトボードは早めに交換してもらう。

  3~4回交換してもらった。(イレーサー貸してくれたらいいのに・・)

3.2 結果確認

2月19日受験で約三週間後(3月11日)、メールが届いた。

f:id:you_it_blog:20220311010445p:plain

 

→合格。良かった。平均80%くらい?。60%がボーダーという情報があるが実際は不明。

 落ちたら金銭面がまずいので助かった。

4.最後に

4.1 シラバスの改定について

次回(2022年8月)以降、シラバスが大きく変わるらしい。

www.jdla.org

※「詳細な試験範囲はこちら」を参照

 

4.2 今回選んだ講座について

今回選んだ講座については、本当に安かろう微妙かろうだな、と思った。

メリット:

 ①安い。

 ②模擬問題がある

 ③講師が選んだ重点説明の動画がある。

  →とにかく①が強い。多分。②③はどの講座にもあるのでないか。

デメリット:

 ①確認テストが辛い

  正解率95%が必要、一定回数以上の実施、誤答の開示が有償

  → まあ、難しい問題とは思う。無制限に受講できて誤答の開示が無料なら、

   力ずくで100%とることも可能なので・・。

 ②質問できない(不明点は自分で解決してください。だから安価です、という形)

  → まあ、HP上でも書かれているので、これに文句を言うのはおかしいか。

 ③資料(画像)とテキストが一部違う。

  → 資料と選択肢の変数名が違っている場合があり、

   何回か「これ何?」となった。これは結構いらいらする。

 ④シラバスの改定について、事前の情報提供が無かった。

  → これ、信頼関係的に一番疑問に思ったかもしれない。

    基本的に、E資格の受験資格は2年間保たれるので、受験資格を得た後、即解約しても良い。

   今回落ちたら、次の試験はシラバス改定後になるので、

   一部講座の再受講が必要になる(必須でないが受けないと試験で対応できない)が、月額制でない講座は、そのあたりも無料で継続受講できる救済措置がある。

   しかし、ラビットチャレンジは月額制なので、その分、単純に利用月が増える=出費が増えるのだ。

   月額制という特徴を踏まえたら、受講者に一言説明が必要では?と思った。

 

4.3 もし次受けるなら

講座は変えるかもしれない。色々調べたが、これが良いかも。

s.avilen.co.jp

 

全人類が分かる・・なので、落ちたらどうしようと思うが・・。

※宣伝ではないので、各自、絶対に適切な講座を調べた方が良い。

 人により、何を優先するか違うはず。

  ・費用を抑える(サポートが弱いので、自分で色々調べる必要がある)

  ・サポートを充実させる(費用は高くなるが、合格サポート、とかもある)

  ・専門実践教育訓練を使う(申請が色々大変だが、使えるならありがたい)

 

誰かの参考になれば、うれしいです。 

 

※記載していないですが、文部科学省の資料(行列計算)なども参考になりました。

 コメント頂いたら情報を追記するようにします。

 

以上。