未経験で合格:ITストラテジスト(2019年秋期)
結論
- 未経験でも合格可能。(1回落ちた)
- 勉強時間は約300時間。
- 午後2は運も影響する。何回か受けて当たりを待つべきかも。
目次
1.自分について
1.1 本投稿の目的
ITストラテジストに合格したので、勉強方法などの備忘録。
1.2 自分について
- IT戦略の立案等の経験:0
- ITストラテジストとしての実務経験:0
1.3 受験理由
自己研鑽のため。
2.勉強
2.1 午前1
応用情報技術者試験の過去問(午前1)を実施。
3年分実施して平均70%を取れるようにする。
※おそらくこれだけでOK。
2.2 午前2
ITストラテジストの過去問(午前2)を実施。
過去6~7年分実施して、回答内の全用語を把握する。
※毎年いくつか新出問題があるが、おそらく6割は過去問を流用(?)
しているので、これでOK。専門書等は読まなくて良い。
2.3 午後1(大変)
ITストラテジストの過去問(午後2)を実施。
過去5年分を実施して、「なぜ、この設問に対する回答がこれになる」かを、
設問→問題文(システム改善後の運用)→問題文(システム改善前の課題)の順にトレース。
※正攻法(先頭~末尾まで読む、回答を1つずつ解く)では時間が足りない。
パズルゲー感覚で問題文から回答を逆引きする必要がある。
回答は問題文中にある場合が大半なので、専門書等は読まなくて良い。
2.4 午後2(超大変)
これが問題。調査が必要。以下、私が調査した情報。
- 論述対象にする業界の特徴、規模(私の場合はアパレル業界)
- システム開発の大まかな予算、期間、効果。
※各ベンダーの導入事例や日経クロステックで調べた。
以上を調べた後、過去問を何点か実施。以下3種類の論文を準備した。
- 全体システム化計画
- 個別システム化計画
- 経営戦略の立案
これで本番を望むだけだが・・、午後2は運要素が強い気がする。
- 突如、不意打ちのような問題が出題されることがある。
平成24年度:事業継続計画の制定
平成26年度:クラウドコンピューティング導入方針
平成30年度:新技術と業務システムによる新サービス
→全過去問の論文を準備しても(おそらく不可能だが)対応できない。
※その代わり、該当の実務経験がある人には、非常に有利。 - 前提が合わず、準備した論文が流用できないことがある。
平成27年度:グローバルな事業
→「グローバル」システムの論文のみ流用できる。
「国内向け」システムの論文は流用できない。
問題に対応した実務経験or事前対策が必須だが、
なにせ範囲が広い。自分にとっての当たりが出るまで受験が必要かもしれない。
3.受験
3.1 結果確認
点数は以下の通り。
→午後2、準備した「個別システム化計画」の論文が当たった。
※準備したのは「AI活用事例」を元にした論文。これ以外なら落ちたはず。
また、数十文字足りなかったかも・・!!と思っていたが合格した。
最後まであがいたのが功を奏したかもしれない。
4.最後に
午後2の準備に注力しすて、足元を掬われないよう注意が必要。
合格した結果だけ書いているが、実は2018年度は午前2で落ちている。
→午後2は採点すらされなかった。100時間以上を無駄にした。
以上。