Budibase③バックアップを設定してみる。
1.本記事について
Budibaseの環境を構築できたので、バックアップの作成方法を調べた。
2.BudibaseのBackupとは
Budibase自体のユーザ情報やアプリの設定などをバックアップできる。
①Budibase自身のユーザ情報等:
→ 世代管理などを含む高度なバックアップは無料プランでは利用できないが、
CLIでできそう。やってみた内容は後述する。
②Budibaseで作成したアプリの設定等:
→ 世代管理などを含む高度なバックアップは無料プランでは利用できないが、
手動でダウンロードする形のバックアップは可能。
4.バックアップを実施してみる(Budibase自体のユーザ情報等)
Docker版は簡単。
①以下コマンドでバックアップ可能。
budi backups --export --env .env
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CouchDB Export
S3 Export
Generated export file - backup-2023-02-26T14:15:47.377Z.tar.gz
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②tarファイルが作成された。
ls -al
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-rw-r--r-- 1 root root 1238428 Feb 26 14:15 backup-2023-02-26T14:15:47.377Z.tar.gz
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※補足※
ホストの「.env」ファイルにDBのキーなどが記載されている。
こんな感じ。(キー部分は適当な乱数に置換している)
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# This section contains all secrets pertaining to the system
JWT_SECRET=2YjG0oJ2mB7j9u7qabgdjwW6zEcrHUxT
MINIO_ACCESS_KEY=f66I9Ao4M2nYsj2OACgu5CHDBvsk4sTh
MINIO_SECRET_KEY=LxE9PWaMi5GJDIqJ1E8LixbsOxYdN6ub
REDIS_PASSWORD=9sHFDhXEtM1231FfYraWbi7bMNq9iGWM
INTERNAL_API_KEY=mPTDVgJ0NBDdGLk6keZiLHmUeB2IJws
COUCH_DB_USER=admin
COUCH_DB_PASSWORD=YYyQPn3dsaadghjwWuVZAxHrLsvzcmNe3G
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5.リストアしてみる
①以下コマンドでリストア可能。
budi backups --import <filename> --env <environment file>
→ budi backups --import backup-2023-02-26T14:41:23.066Z.tar.gz --env .env
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ouchDB Import
MinIO Import
Import complete
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②ログインなどの認証情報がバックアップ時点の内容に戻ったことを確認した。
※アプリの設定変更などは戻らない。
6.タスク化してみる
簡単なタスクを作成。とりあえず毎時間作成する。
※実務利用するなら、実行タイミングや保持する世代数も検討必要。
crontab -e
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0 * * * * budi backups --export --env .env
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次回:本来の目的であるアプリの作成を行ってみる。