Budibase①AWSにて環境を構築してみる。
1.本記事について
AWSにてBudibaseの環境を構築してみたので、その備忘録。
※自分のPCのスペック的に、ローカルに構築するのが厳しいため。
また、AWSの復習もかねて。
2.Budibaseとは
いわゆるローコードの開発ツール。
プログラミング言語とか知らない人でも簡単にツールを作成できる。
一度手を出してみたいと思って選定したが、
Budibaseがオープンソースでよさげなので採用した。
3.まずはEC2インスタンスの作成
①インスタンスタイプはt2.mediumにする。
メモリ4GBあれば足りるだろう、という推測。
②AMIは以下。ubuntu初めてだが何とかなるだろう。
Canonical, Ubuntu, 22.04 LTS, amd64 jammy image build on 2023-02-08
なにか問題あれば、OSは後で差し替えする。
(Budibase自体はDocker版を利用するので問題ないと推測)
→ 20時間1ドルくらい。学習中のみ起動するので、費用的にも問題ないはず・・
③セキュリティグループの設定。
Budibaseのデフォルトのポート番号「10000」を、自IPからのみ接続可能にする。
④ConsoleはSessionManagerを使用する。
AWS Systems Manager Session Manager - AWS Systems Manager
⑤インスタンスを起動してSessionManagerで接続できれば準備完了。
→ AWS認定資格の学習がめちゃくちゃ役立っている。
4.EC2インスタンスにBudibaseをインストール
以下の手順通り、Dockerでインストールを行う。
※注意※
BudiBaseアカウント作成後に参照できる以下にも方法が記載されているが、
必要な情報が不足している。(Ver.14以上のNodeJSが必要など)
https://account.budibase.app/portal/install/docker
①必要なパッケージのインストール
#準備
apt update
#Ver.14以上のNodeJSをインストール
curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_14.x | sudo -E bash -
apt install nodejs
#結果確認
node -v → v14.21.3
#必要なパッケージを追加
apt install npm
apt install docker-compose
②BudiBaseインストール
npm install -g @budibase/cli --unsafe
※以下のエラーへの対応として、--unsafe オプションを付与した。
--------------------------------------------
gyp WARN install got an error, rolling back install
gyp ERR! configure error
gyp ERR! stack Error: EACCES: permission denied, mkdir '/usr/lib/node_modules/@budibase/cli/node_modules/bcrypt/.node-gyp'
--------------------------------------------
③BudiBase初期化
budi hosting --init
何個か設定の入力を求められるが、問題なく成功した。
--------------------
? This will create multiple files in current directory, should continue? Yes
? Please enter the port on which you want your installation to run: 10000
Configuration has been written successfully - please check /root/.env for more details.
--------------------
※ポート番号は「Registered Port Number」の範囲なら何でも良いはず。
⑤BudiBase起動
budi hosting --start
数分待ったら完了した。
--------------------
Services started, please go to http://localhost:10000 for next steps.
--------------------
⑥疎通確認(EC2インスタンスから接続)
問題なさそう。
-----------------------------------------
Redirecting to <a href="/builder">/builder</a>.root@ip-172-31-36-57:~#
-----------------------------------------
⑦疎通確認(自分のPCから)
WEBブラウザで以下に接続。
・http://"EC2インスタンスの「パブリック IPv4 DNS」":10000
ログイン画面が表示されたので、問題なし。
⑧管理者アカウントを作成したら、ログインできる。
これでとりあえずの環境作成は完了。
次回:接続先となるDB環境を構築して、Budibaseと接続する。